「販売員としての自分の存在意義」
お客様が勝手に決めて勝手に購入するのでは、販売員の存在とは何なのか考えてしまいますね。
たとえば、接客時に必ずあるフィッティングのシーン。
販売員として、お客様にできることはたくさんあります。
大切にしているのは、フィッティングの前に“イメージが湧く提案”や“前置き”をすること。
「トップスは、ボトムにインしてみてください。ご試着いただいたらスタイリング致しますので、そのまま出ていらしてくださいね」
「形が変わった服なのでどう着ればよいか分かりづらいと思います。出ていらしたらスタイリングしますね」
など、一言伝えることが大切。
フィッティングは、選んだ服がイメージ通りかどうかの答え合わせですが、着ただけでは、まだ未完成の状態です。
よりよく見えるスタイリングをご提案することがカギです。
商品知識はただ話せばいいものではなく、知りたい方に適切に伝える。
もしくは、背中を押してさしあげるときに。
「似合うものを一緒に選びたい」
ECで簡単に欲しいものが手に入る今の時代、
テクニックはもちろん、何より気持ちが一番なのかもしれません。